要点
- 利用者数の増加: スレッズは2026年6月時点で月間アクティブユーザー数が5億人を突破した。
- 技術・プラットフォーム: 「公共広場」型モデルから、レディット風のテーマ別コミュニティへと進化を遂げている。
- 事業への影響: 10億人という目標を掲げており、メタにとって年間300億ドル規模の潜在的収益源になると試算されている。
スレッズが目指す10億人 ザッカーバーグ氏の戦略が形になる
2023年にマーク・ザッカーバーグ氏がイーロン・マスク氏に投げかけた挑戦が、具体的な成果として現れ始めている。メタのテキスト投稿型プラットフォーム「スレッズ」は、2026年6月に月間アクティブユーザー数5億人を達成し、人気度と利用規模の両面でXと肩を並べる存在となった。この節目は偶然ではない。メタ経営陣が公言する計画の一環であり、同アプリを10億人超へと押し上げ、年間最大300億ドル規模の収益源へと変貌させることを見据えている。


公共広場からテーマ別コミュニティへ
同社の説明によれば、成長を支える決定的な要因は構造的なパラダイムの転換にある。スレッズは、当初の総合的な議論の場という概念から離れ、レディットに近い仕組みへと移行しつつある。すなわち、スポーツから音楽、テレビ番組に至るまで、垂直的な関心事を軸に組織されたユーザー集団だ。この再編成により、プラットフォームは高度に専門化された会話の隙間を捉えることが可能となり、利用の継続性を高める要素となっている。
戦略の梃子となるメタのエコシステム
この拡大を後押ししているのが、メンローパークに拠点を置く同グループのインフラだ。傘下のアプリ群全体で、1日あたり35億人を超えるアクティブユーザーを抱えている。アナリストによれば、スレッズをこの巨大な基盤に統合することこそが、リアルタイム型テキストプラットフォーム分野におけるメタの完全な優位確立への、残された溝を埋める主要な梃子になるという。
