主要ポイント

  • シリーズCで7億ドル調達:Neko Health社はシリーズC資金調達を完了し、企業価値は約70億ドルに達した。
  • 独自技術:Neko Health Scanは肌、心臓、血液、体組成を60分の来院一回で分析する。
  • ニューヨークへの進出:スウェーデンと英国に続き、Daniel Ek氏が共同創業した同社は2026年末までに米国初のセンターを開設する。

Neko Healthは2026年7月15日7億ドル規模のシリーズC資金調達を発表した。Lightspeed Venture PartnersとO.G. Venture Partnersが主導したこの調達により、同社の企業価値は約70億ドルに達した。投資家にはMark Zuckerberg氏とPriscilla Chan氏、Maria Sharapova氏、Thierry Henry氏、will.i.am氏らが名を連ねる。



Neko Health、7億ドル調達 企業価値70億ドルに - Foto 1

2023年にストックホルムでDaniel Ek氏とHjalmar Nilsonne氏が設立した同社は、3年足らずで35万人以上の待機リストを築いた。すでに10万人以上が、同社のビジネスモデルの核となる予防的スキャンを受けている。

スキャンの仕組み

Neko Health Scanは所要時間60分で、侵襲性がなく放射線も使用しない。検査は4つの柱で構成される。皮膚は2,000枚以上の高解像度画像でマッピングされ、ほくろや熱異常を検出する。心血管系は心電図、動脈解析、レーザー振動計測を組み合わせて評価される。その場で処理される血液検査ではコレステロール、血糖値、炎症マーカーを測定する。体組成は内臓脂肪の測定によって分析される。



Neko Health、7億ドル調達 企業価値70億ドルに - Foto 2

収集されたデータはリアルタイムで処理され、同じ来院時に医師によって確認される。さらに、Apple Healthなどのウェアラブル端末からの情報も統合し、臨床結果と利用者の睡眠、運動、回復のパターンを組み合わせて分析する。



臨床結果と導入状況

2024年、ストックホルムのセンターのみで4,362件のスキャンが実施され、患者本人も気づいていなかった54件の生命に関わる可能性のある疾患が発見された。世界全体では、利用者の1%が生命を救う可能性のある臨床情報を得たとNeko Healthは発表している。重篤な疾患が発見された患者の4人に3人は、現在管理下にあるか、すでに治癒しているという。



Neko Health、7億ドル調達 企業価値70億ドルに - Foto 3

継続率の高さもサービスの浸透を裏付けている。75%の会員が、初回来院終了時点で翌年のスキャンを事前予約している。



拡大計画

調達した資金を元に、Neko Healthは2026年末までにニューヨークに最初のセンターを開設する。これにより、スウェーデンと英国で稼働中の8つのセンターに加え、3つ目の市場が加わることになる。米国への進出は、欧州以外での同モデル初の試みとなり、より大規模な利用者層に対して診断能力を拡大することを目指している。