要点
- 構造: 赤色顔料仕上げの鉄筋コンクリート造、5階建て、2021年完成。
- 設計: 螺旋状に配置された円形の吹き抜けを持つ中央アトリウム。設計はペソ・フォン・エルリッヒスハウゼン建築事務所による。
- 機能: エネルギー転換と循環型経済に特化した研究センター。
コンセプシオンのキャンパスに立つ赤い建物
チリ・コンセプシオンにあるビオビオ大学コジャオ・キャンパス内のINESイノベーションセンターは、2021年より稼働している。建築設計を手がけたのはペソ・フォン・エルリッヒスハウゼン建築事務所で、建物は5階建て、外壁には鮮やかな赤色に顔料着色された鉄筋コンクリートが用いられている。

正方形の幾何学を崩す螺旋アトリウム
外観は厳密な正方形の平面計画を持つが、内部はそれとは対照的な構成となっている。中央アトリウムには階を上がるごとに幅が狭まっていく円形の吹き抜けが設けられ、渦を巻くような視覚効果を生み出している。この構成により、展示やワークショップのための開放的な空間と、建物四隅に配置された個室オフィスとが併存し、各階間の内部動線を円滑にしている。

エネルギー転換と循環型経済に関する研究
センター内には省エネルギーおよび再生可能エネルギー活用のための設備が組み込まれている。館内での研究活動はエネルギー転換と循環型経済に重点を置いており、建物自体がこれらの分野における応用研究プロジェクトの恒常的な拠点として位置づけられている。
