要点

  • 記録的パワー: BYDのデンツァZは、3モーターアーキテクチャにより最大1604馬力を発揮し、0-100km/h加速を2秒未満で達成する。
  • 世界初公開: MGはEVセグメント向けに2つの新コンセプトを発表し、クプラは電動シティカー「ラバル」を披露する。
  • 急速充電: デンツァZの76kWhのLFPバッテリーは、わずか9分で10%から97%まで充電が可能。

BYDがデンツァZで基準を引き上げる

BYDグループは、グッドウッドにおいてデンツァZのクーペおよびレーシング仕様の世界初公開を行った。同モデルは完全電動のハイパーカーであり、フロントに1基、リアに2基を配置する3モーターアーキテクチャを採用している。情報筋によれば、最高出力は1500PSから1604馬力の範囲とされ、この数値は0-100km/h加速2秒未満、最高速度350km/hという性能に直結している。



デンツァZ 最高出力1604馬力 9分で急速充電完了 - Foto 1

レーシング仕様は、日常使用を意識した2+2レイアウトを維持するクーペと比較して、よりエクストリームなカーボンファイバー製エアロダイナミクスパッケージを採用している。アクティブサスペンションシステム「DiSus-M」が車両の走行特性を制御する一方、76kWhのLFPバッテリーにより10%から97%までの充電が9分で完了する。この数値は、電動ハイパーカーセグメントにおける技術的な指標の一つとして位置づけられる。



デンツァZ 最高出力1604馬力 9分で急速充電完了 - Foto 2

MGはコンセプトモデルとハイブリッドに注力

MGは、2024年のセントラルフィーチャーで得た反響を背景に、2026年版フェスティバルにおいて2つのグローバルコンセプトを公開した。1つ目はBセグメントの電動ハッチバックを示唆するもので、商業的な発売は2027年に予定されている。2つ目は、ブランドの新たなデザイン言語を示すデザインスタディである。



デンツァZ 最高出力1604馬力 9分で急速充電完了 - Foto 3

プロトタイプに加え、MGは電動化ラインナップを展示し、その中にはブランド初の7人乗りSUVとなる「MGS9 PHEV」の一般公開デビューが含まれる。さらに、新型「MG4 EV アーバン」、プレミアムモデルの「MG IM5」、ハイブリッドの「ZSハイブリッド+」および「HS PHEV」、スポーティな「サイバースター コンバーチブル」も披露された。同ブランドは、自律型ロボットによるインタラクティブショーで会場の展示を締めくくった。



デンツァZ 最高出力1604馬力 9分で急速充電完了 - Foto 4

クプラ ラバル、電動シティカーがグッドウッドでデビュー

クプラは、フェスティバル・オブ・スピードを舞台に、都市型モビリティ向けの電動シティカー「ラバル」の世界初公開を行った。同モデルは複数のバッテリー仕様で展開される予定であり、上級グレードの「VZ」には電子制御式リミテッドスリップデフとダイナミックシャシーコントロールが搭載され、都市セグメントにおいても走行性能への配慮が示されている。



デンツァZ 最高出力1604馬力 9分で急速充電完了 - Foto 5

2026年版グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、電動推進技術が開発段階のプロトタイプから1500馬力を超えるハイパーカー、そして次世代のシティカーに至るまで、高性能カテゴリーにおいてすでに定着した技術であることを改めて示した。